10月例会 道修町ミュージアムストリートと適塾見学 報告

10/15の例会では、道修町ミュージアムストリートのお散歩と適塾の見学をしました。

道修町は日本の医薬品産業発祥の地と言われ、今も医薬系企業が集まっています。

まずは、くすりの道修町資料館からスタート。入ってすぐのところには、風邪薬としておなじみの葛根湯の材料となる生薬が展示され、手に触れることもできました。また、江戸〜明治、現在に至るまでの医薬品産業の歴史を紹介する一連の展示は興味深いものでした。

その後、大日本住友製薬展示Galleryや企業のショーケース展示などを覗きながらぶらぶらと北へ向かって行くと、適塾があります。

適塾は言わずと知れた、幕末期に蘭方医学者・緒方洪庵が開いた蘭学塾です。その建物は国史跡・重要文化財に指定されていて、内部を見学することができます。中に足を踏み入れると、中庭に面した障子が大きく開け放たれていて、心地よい風が通り抜けていました。狭くて急な階段(ほぼ梯子)を上がった二階には、有名な「ヅーフ部屋」や塾生の寝起きした部屋があり、当時の熱気を想像するとわくわくしました。

当日はお天気もよく、絶好の散歩日和。平坦な土地に道が碁盤の目のように通っていて、ぶらぶら歩くには最適です。繁華街から離れ、オフィス街に今もこうして残されている昔の大阪に触れることができ、楽しい午後となりました。

追伸:道修町ミュージアムストリートにある資料館は通常の土日は閉まっているところがほとんどです。ただし、資料館「杏雨書屋」では年2回(春・秋)特別展示があり、期間中は土曜日も開館するそうです。数少ないチャンスなので、興味を持たれた方はどうぞお見逃しなく!