伊勢の染型紙

3/25〜6/29まで、国立民族学博物館で企画展「伊勢の染型紙」がおこなわれています。着物を染めるために欠かすことのできなかった染型紙も、特に戦後、急速にその姿を消していっています。

今回の企画展では、1980年頃にビデオ録画された型紙作成の過程が流されるとともに、貴重な型紙が展示されています。また、型紙を作成する技術を現在伝承している「伊勢型紙技術保存会」の作品も展示されています。

昨年の大図研全国大会(群馬)で江戸小紋のお話しをうかがう機会があったのですが、そのお話しをしてくださった藍田正雄氏が染められた布も展示されています。展示されている資料の背景を少しでも知っていると、展示を見る時の気合いもやはり違ってきます。

http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/ise/