1月例会報告

「新聞資料について」
 1月22日に朝日新聞を題材として新聞資料について例会をおこないました。最初に「大阪本社版」と「東京本社版」の現物資料に基づいて参加者各自が同じところと違うところとを確認していった後、新聞の地域版の違い、夕刊のない地域の新聞の特徴について報告されました。その後、ある日の新聞の記事の中からいくつかを最初のページから最後のページまで新聞データベース「聞蔵II」で検索していった結果が報告され、データベースに収録された内容と新聞(大阪本社版)の内容との違いについて報告されました。次いで、新聞の地域版の多様性とそれらの記事を引用する際の望ましい版表示の記述について課題が示されました。
 当然ながら、新聞データベースも収録範囲を意識した検索が必要であることを再確認するとともに、インターネットに出される記事との違い、共同通信などが配信する記事の扱いなど、新たに調査すべき課題も見つかりました。