9月例会報告

9月13日に全国大会報告会をおこないました。今年の大会は山形でおこなわれました。報告会では大会に参加した3名の方から大会の様子が報告されました。
初日の記念講演は、山形大学附属博物館長の八木先生から「知的景観アーカイブとしての月山を学び伝える」と題したお話しをうかがいました。月山に関する地質学的なお話し、地形のお話し、民俗・宗教的なお話しなど様々な観点から月山をとらえる、とても興味深いお話しであった、との感想がありました。
2日目には10の分科会がおこなわれましたが、その中から4つの分科会の報告がありました。「学生協働」の分科会では東北大学でおこなわれている「留学生コンシェルジュ」の報告の後、質疑応答・意見交換がおこなわれたそうです。学生協働に関しては、8/21-22に山口大学で「第4回大学図書館学生協働交流シンポジウム」といった催しがおこなわれていることから考えても、一つの大きな動きになってきているようです。「図書館建築・デザイン」では、「空間をめぐるストーリーとマネジメント」の重要性が、「図書館経営」では、利用者満足度をあげるための工夫、「出版・流通」では、地方出版のお話しなどが話されたそうです。どの分科会も意見交換をおこなうにはちょうどよいぐらいの参加者数だったそうです。
3日目のオープン・シンポジウム「障害者差別解消法の高等教育機関における障害学生支援への影響と著作権法37条ガイドライン」は、これまであまり話題になることの少ないテーマでしたが、法改正に伴い、これから真剣に考えていかなければならないことであることを確認することができました。
大会では、この他にも懇親会・自主企画がおこなわれ、参加者どうしの交流が深められました。