9月例会「全国大会参加報告会」報告

 9月28日(土)に、8月31日~9月2日にかけて神戸で開催された大学図書館問題研究会第50回全国大会の参加報告会を実施しました。

 

 この報告会につきましては、地域グループ委員会での事前準備と広報に不手際があり、当日に急遽会場変更を行う事態となり大変申し訳ありませんでした。本来予定していた会場の予約にご尽力頂いた皆様、急な会場変更で当日にお手数をお掛けした参加者の皆様に改めてお詫び申し上げます。

 

 大図研の全国大会では例年総会やシンポジウムと共に、研究主題別の分科会を開催しています。今年の神戸大会では8つの分科会が開催されました。

第50回全国大会分科会 webページhttps://www.daitoken.com/research/annual_conference/2019/section.html

 

 今回の参加報告会では以下の5つの分科会について、参加した大阪地域グループ会員から分科会を振り返る報告が行われました。

 

第1分科会:大学図書館史 「大学図書館問題研究会の歴史を見る part3」

 (報告者:小山荘太郎さん)

第2分科会:利用者支援 「スマホSNS 時代における著作権のあり方」

(報告者:伊賀由紀子さん)

第3分科会:資料保存 「デジタルアーカイブ大学図書館

(報告者:小村愛美さん)

第5分科会:図書館経営 「働き方改革大学図書館

(報告者:寺島陽子さん)

第7分科会:図書館建築・デザイン 「自館の建築にふさわしいマナーサインを考える」

(報告者:吉田弥生さん)

 

 今回は隣県での開催ということで、例年に比べて大阪地域グループからの参加者も多く、報告者以外で全国大会に参加された大阪地域グループ会員の方々にも、質疑応答の中で何かと全国大会を振り返って発言して頂きました。

 

 また参加報告会当日には取り上げられなかった他の分科会についても、参加した会員の方から分科会の議論の内容をまとめたレポートを配布頂いたり、地域グループのメーリングリストに詳しい報告を投稿して頂いたりと、とても熱心な情報共有を自発的に行って頂きました。参加報告会を補う貴重な情報を有難うございました。

 

 各報告後の質疑応答では、例えばスマホでの資料撮影を巡る著作権と広報活動の現状、あるいは継続的なデジタルアーカイブの管理運営といった話題を巡って活発な議論が行われ、さながら分科会の延長戦という感もあり、全国大会での議論をより深める機会となったように思います。